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小倉建設ブログ
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小倉建設株式会社
創業以来、地域と共に歩んできた約60年間、小倉建設は一貫して、お客様との信頼関係を大切にして参りました。
これからも伝統を積み重ね「つながる、ひと、まち。」を創り続けるべく、
努力を惜しまず、お客様に必要とされ頼りにされる様、精進致します。
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2024.12.25
こんにちは。今年も残りわずかとなりました。
年末に向けてお掃除をされる方も多いのではないでしょうか。
今回は、自宅のお掃除の時に見つけた、欠けてしまった「お皿」についてご紹介します。
少し欠けてヒビが入っているものの、まだまだ現役のお皿。家族のお気に入りということもあり、できることなら直せたらいいなと思っていました。
詳しい方にお聞きしたところ「金継ぎ(きんつぎ)」で修復可能ということで、教えていただきながら修復作業をすることにしました。
さっそく、破損部分の汚れや油をきれいに拭き取り、割れた部分に漆(うるし)を刷毛で塗ります。
浸み込ませた後、余分な漆を拭き取ります。
さらに、片脳油で薄めた漆をお皿の外側からと内側に塗り浸み込ませた後、やすりで釉薬を削ります。
そして、欠けた部分に「錆漆」(さびうるし)という漆と砥粉(とのこ)を練ったものを塗り乾燥させます。
漆が発酵して乾燥が完了するには、20度程の気温と適度な湿度が必要ということで、
約1か月お風呂場や台所に置いています。
完成までは3か月ほどかかりますが、生まれ変わったお皿を楽しみに、引き続き金継ぎをしていきたいと思います。
担当:総務部 橋口